テコンドーの黒帯は、誰もが簡単に手にできるものではありません。
日々の稽古を積み重ね、自分自身と向き合い続けた先に、はじめて辿り着ける到達点です。
今回ご紹介するのは、滋賀県で空手道場(日本剛柔流空手道 聖喜館)の運営・指導をしながら、遠方から稽古に通い続け、黒帯一段を取得された山本 喜久1段。
距離や時間の制約を乗り越え、強い決意を持って稽古を継続してきたその姿勢は、多くの道場生にとって大きな刺激となるはずです。

山本1段、黒帯取得おめでとうございます!
さっそくですが、黒帯を目指そうと思ったきっかけを教えてください!

ありがとうございます。
私は滋賀県で空手道場の師範として日々修練と指導をしている中、空手道の技術向上と深みを増すために、テコンドーとハンムドーの技術を習得して空手道に活かしたいと思ったのがきっかけです。
禎賢師賢・禎祐師範に様々な面でサポート、お世話になり、折角テコンドーとハンムドーの稽古をするのであれば、稽古をする以上は黒帯を取得したいと思いました。
また、黒帯を取得することで、はじめて一人前にテコンドーやハンムドーを空手道の技術向上のために修練していると言えるのではないかと思い、明確な目標となりました。


空手の師範として指導をされながら、さらに他武道も学ぶ…!
その向上心が本当に素晴らしいです!
では次に、黒帯取得までで一番辛かったこと、乗り越えた壁を教えてください!

テコンドーの稽古で辛いと思うことはありませんでしたが、日頃は滋賀県で空手道場を運営していることもあり、一番は距離と時間に苦労しました。
道場運営の合間にスケジュールを空けて、必ず月に1回はテコンドーの稽古に通うと決意しましたので、その決意に道場長である父のサポートや、家族の理解によって成し得ることができました。
時間は無駄にできないので、空手の稽古が終わり、夜行バスで戸田道場へ朝到着し、午前稽古、午後稽古、夜は少年部・成年部、最後はハンムドー稽古し、夜行バスで滋賀へ帰るという有意義な1日になるよう工夫しました。
身体はガタガタでしたが・・・テコンドーFamilyの愛と元気を頂いて心はいつも充実していました。
あとは、月に1回ということもあり、自分1人で滋賀県で稽古し、戸田道場で指導を頂き、また滋賀県で稽古するという修行僧のように自分と向き合う日々でした。稽古というのは、このようなことなんだろうと実感しました。


夜行バスで移動して、朝から夜まで稽古してまた帰る…。
これは本当に並大抵の努力ではできないですね…!
では次に、黒帯を取って、一番変わったと思うことを教えてください!

一番は自信です。技術的なことはもちろんですが、様々な苦労(距離や時間など)を乗り越え、自分の決意を達成できたことへの自信です。
審査会でも一言コメントさせて頂きましたが、朴武館の師範・副師範・指導員・道場生の皆さんのアットホームで温かいサポートのお陰で黒帯へ昇段することができ感謝しております。
黒帯という節目で、ようやくテコンドーのスタートラインに立つことができたと思います。
黒帯としての覚悟と責任を胸に、今まで以上に真摯にテコンドーや武道に向き合い、精進していこうと決意しました。
今後の目標は武道11段(空手道7段・テコンドー3段・ハンムドー1段)を目指します。

「黒帯はスタートライン」という言葉、重みがすごいです…!
そして武道11段…目標が壮大すぎます!
最後に、これから黒帯を目指す方へメッセージをお願いします!

学生や社会人などそれぞれテコンドーへの取り組み方や関わり方は違えど、愛と勇気と元気に溢れアットホームな朴武館でテコンドーを学ぶことは、人生にとって大変有意義で素晴らしいものです。
自分のペースで黒帯を人生の1つの目標として頑張って頂ければと思います。
黒帯取得に向けて努力する日々が自分を変化させ、成長させてくれます。そして黒帯取得後は、明るい未来が待っています。
朴武館でテコンドーを通じて人生を豊かにしましょう!

今回のインタビューで印象的だったのは、山本1段の「行動力」と「覚悟」です。
滋賀県で道場を運営しながら、限られた時間の中で稽古の機会を確保し、遠方から通い続ける。
その積み重ねが、黒帯取得という結果につながったのだと強く感じました。
黒帯を取得したことで得られたのは、技術だけではなく、
「自分の決意を貫けた」という確かな自信。
山本1段の言葉は、これから黒帯を目指す道場生にとって、間違いなく大きな励みとなるはずです。
山本1段、この度は誠におめでとうございます!

