社会人になり仕事をしながら新しいことを始めることは想像以上に大変です。
しかし、そんな社会人だからこそ、新しいことに挑戦する事で得るものがたくさんあります。
社会人からテコンドーを始めたことで、日々の生活が充実し、人生がより実りのあるものに変わった大島勝師範のSTORYをご紹介します。

社会人からテコンドーを始め世界大会で優勝の快挙を成し遂げた

テコンドーを始めたきっかけ

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早速ですがテコンドーを始めたきっかけを教えてください。
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大島勝師範
実は、先にこどもがテコンドーを始めていて、最初はその送迎をしていました。
そして、いつも通り送迎をしていたある時、朴師賢に「お父さんも一緒にやってみませんか?」と誘われて始めたのがきっかけです。
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子供の送迎をしていた時は、まさか自分が始める事となるとは思っていなかったと思います。
その一言が大島師範の人生を変えたんですね。
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大島勝師範
本当にその通りです。その時、一歩踏み出してテコンドーを始めたことで人生がより充実したものへと変化していきました。
長男も黒帯を取得している
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とても良い出会い、きっかけでしたね。
テコンドーを始めた時は何歳だったんですか?
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大島勝師範
33歳です。
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その歳から始めて大変だったことはありましたか?
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大島勝師範
テコンドーを始めた時は感じませんでしたが、体力が年々落ちてきますので、その点は大変でした。
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確かに年齢とともに体力は落ちていきますよね。
そのような大変だったことをどのように乗り越えられたのですか?
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大島勝師範
テコンドーでは、日々の修練課題がその帯や年齢に応じて設定されています。
ですので、ゆっくりと自分のペースで、目の前の目標や小さい課題をクリアしていくことが出来ます。
そのようにコツコツと目の前の課題を克服することで体力的な困難も乗り越えることが出来ました。
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自分のペースに合わせて稽古が出来る事は、様々な方にとってメリットですよね。
そのような体力的に大変だった事を乗り越えたことで生活に変化はありましたか?
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大島勝師範
テコンドーを通して、仕事にしろ、生活にしろ、無理せずに自分の出来ることを少しずつ行えば、不可能なことでも必ず可能にしてくれると思うようになりました。
それ以来、仕事や生活が充実したものになりました。
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素晴らしいですね。テコンドーを通して生活が充実したものになる。ひいては人生が充実したものとなるのは生涯武道であるテコンドーならではの醍醐味だと思います。
道場で50歳の誕生日のお祝いが開かれた

有級~黒帯取得まで

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色帯(有級者)の時に印象に残った思い出はなんですか?
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大島勝師範
息子と一緒にテコンドーの稽古をしていましたが、実は息子の方が先に大会で優勝したんです。
なので、私が初めて茨城県大会に出場して優勝した時はとても嬉しかったですし、印象に残ってます。
2級(赤帯)の大島師範
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お子様と同じことをされている方ならではのSTORYですね。また、親子で競えることもとても良いことだと思います。
稽古を続けて黒帯を取得した時はどのような気持ちになりましたか?
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大島勝師範
嬉しさのあまり、鏡で自分の姿を見てにやけていました。
歳をとっても、黒帯が取得できたんだという達成感を感じるとともに、これからまたスタートだという気持ちで身が引き締まりました。
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いくつになっても黒帯を取得すると嬉しいですよね。
第7回埼玉県テコンドー選手権大会(2007年) 右から2番目

指導している鴻巣道場について

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現在、大島師範は鴻巣道場の指導を担当していますが鴻巣道場はどのような道場ですか?
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大島勝師範
小学生から社会人まで様々な年齢の稽古生がいるとても明るい道場です。
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様々な年齢の稽古生が一緒に稽古する事は大人にとっても子供にとっても良いことですよね。
今後は鴻巣道場をどのような道場にしていきたいですか?
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大島勝師範
稽古生が一人一人が1回の稽古で少しでも成長できる道場にしたいです。
また、少しでもいいので日々の稽古が気分よく終われれば最高です。
鴻巣道場では子供から大人までテコンドーを楽しんでいる

世界大会

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大島師範は世界ベテラン大会に4度挑戦され、4度目で世界チャンピオンになることが出来ましたが、それまでにはどのような困難がありましたか?
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大島勝師範
私は、1度目のタジキスタンで行われた世界大会では準優勝することが出来ましたが、2度目のイタリアでは1回戦負けでした。
そして3度目のベラルーシでは、選考会で思ったようなパフォーマンスが出せずに代表として選考されませんでした。その時は、さすがにくじけそうになりましたが、師範方からの励ましや、日々道場で稽古生と一緒に稽古する事で、立ち直ることができ、また挑戦する意欲が湧きました
やっぱり日々の稽古が大切なんです。
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素晴らしいですね。
テコンドーの世界大会は2年に1度しか開催されないので、4度の世界大会に挑戦するという事は8年間挑戦し続けるという事です。
そのような長い期間、挑戦を続け、ついに金メダルを取ったことで自分の中で変化したことはなんですか?
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大島勝師範
一番の変化は自分に自信がついたことです。
一つ一つ日々の稽古やちょっとした努力を積み重ねる事で乗り越えられない壁は無いんだ。と思うようになり、様々な事に前向きに挑戦出来るようになりました。
世界大会(ブルガリア)での競技の様子
世界の頂点に輝いた
世界大会優勝の報告に大野元裕埼玉県知事を表敬訪問

最後に一言

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さて、これまで大島師範のSTORYを紹介してきましたが、最後にこれからテコンドーを始めようと思っている社会人の方に向けて一言お願いします。
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大島勝師範
テコンドーを通して生活が前向きになり、生活が変わります。
時間がないから最初は自分にはできないと思っていましたが、いざテコンドーを始めてみると必ず工夫して時間を作るようになります。
その結果、毎日、充実した日々を送ることができます。私ができたので皆さんにも出来ます。皆さん共に汗を流しましょう。道場でお待ちしてます。
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大島師範。
素晴らしいSTORYを紹介して頂きありがとうございました。
社会人でこれからテコンドーを始めようと考えている方の参考になれば幸いです。