2025年10月7〜13日、イタリア・イェーゾロにて第23回世界テコンドー選手権大会が開催されます。
今大会へ朴武館から大会役員や審判員などとして朴禎賢師賢、朴禎祐師範、矢部守重師範、大島勝師範が参加します。
本特集では、朴禎賢師賢、朴禎祐師範に大会への想いなどをお伺いしました。
朴禎賢師賢
ITF競技委員 国際審判員


世界大会に参加するにあたって大会に向けた想いをお聞かせください

跆拳道の創始者チェホンヒ総裁の正統跆拳道(ITF)最高峰の競技大会の世界跆拳道選手権大会は、今から半世紀五十年も前になる1974年第一回大会がカナダ🇨🇦・モントリオールで初開催されました。
次いで1978年第二回大会はアメリカ🇺🇸・オクラホマシティー、
1981年第三回大会はアルゼンチン🇦🇷レシタンシア、
1984年第四回大会イングランド🏴グラスゴー、
1987年第五回大会ギリシャ🇬🇷アテネ、
1988年第6回世界大会ハンガリー🇭🇺ブタペストと継続され、今回第二十三回大会が2025年10月イタリア🇮🇹イエーゾロで開催される事になりました。
1983年に発足した日本国際跆拳道協会(ITF-JAPAN)の世界大会参加は、1987年第5回ギリシャ・アテネ世界大会からでした。
以後、四十年間休まず参加し続けて、今年2025年イタリア第23回大会まで、通算19回目の参加となります。
私は、1990年第七回大会カナダ🇨🇦モントリオールの初参加から世界大会に選手として10年間、2001年イタリア🇮🇹リミニの第12回大会から国際審判員としてこれまた10年間、
そして、世界大会を運営するITF競技委員として15年間を携わって参りました。
振り返ってみると、延べ三十五年間も間近で携わって来た事になり、全世界一流の跆拳道人達と世界大会を通じて、交流が出来た事は、大きな喜びであり、信頼と友情を深めたことは、人生の幸運で、「私の宝」となりました。
これまで、日本代表の選手達は、世界の舞台で多くのメダリストを輩出する実績を残し、技術的にも精神的にも世界のITF跆拳道をリードし、世界大会を支えて来ました。
現在、世界人類は数年前に厳しいパンデミックのコロナ禍を世界一丸となって対処し、乗り越え克服ました。
しかし、いま世界では、各地で忌々しい紛争が止まない難しい世界環境の渦の中に入ってしまいました。
そのような複雑な社会背景の中で開催されるITF跆拳道世界選手大会の意義はとても大きく、深いと私は感じています。
世界の跆拳道人・愛好家達が正統跆拳道の理念の下で思想と宗教、人種と国境を越えて友好と親善、和解と平和と目指す未来への祭典になって欲しいと心から切に願います。

出場する日本選手団に期待していることをお聞かせください

日々の厳しい稽古で培った跆拳道の技術と精神、「百折不屈の精神」で思う存分、思い残す事なく、全てを出し切って競技に挑んで欲しいと思います。

世界大会を楽しみにしている日本の稽古生に向けて一言お願いします。

ITF世界大会は2年に一度開催されます。
日本選手団🇯🇵の世界大会の活躍をみなで応援しましょう‼️
また、跆拳道を修錬する次世代の選手達へ〜
二十代で世界大会の代表選手に選ばれ、いま半世紀と言える五十歳を越え、人生のほとんどを跆拳道と共に生きた私の経験では、人生はとても短く、跆拳道の選手で活躍できる期間は、あっという間に過ぎてしまうと云う事です。
跆拳道を目指す、若き選手諸君!
いつか、必ずITF世界大会の檜舞台で活躍すると云う「大きな夢」を心に抱き、日々の道場で正しく学び、厳しい稽古を積み重ね、それを乗り越えて、己に打ち克ち、跆拳道最高峰の世界大会に是非チャレンジ(挑戦)して欲しいです〜
次のITF世界大会は2027年中国🇨🇳北京で開催予定です。
決心した時点から、己との戦いはもう始まっています〜
跆拳!
2025.9.26
ITF競技委員
アジア跆拳道連盟 EBメンバー
朴武館 名誉会長・最高技術顧問
朴禎賢
朴禎祐師範
日本選手団 総務


世界大会に参加するにあたって大会に向けた想いをお聞かせください

世界大会に向けて、準備して来た全選手たちをしっかりサポートできるように全力で取り組みます。

世界大会に参加するにあたって大会に向けた想いをお聞かせください

これまで自分がやってきた事を信じて、世界の舞台で発揮してもらいたいです。

世界大会を楽しみにしている日本の稽古生に向けて一言お願いします。

日々稽古の積み重ねが、世界に繋がります。
ののか選手、金子選手の活躍をご期待ください。
次はみなさんの番です。
JAPAN選手団として世界にチャレンジして行きましょう。