前回、テコンドーを始めてから中学生までのSTORYを紹介してもらいましたがPART2では高校生~大学生までのSTORYを紹介してもらいます!

高校生の時にジュニア世界大会に出場(写真左)
大学生の時にアジア大会に出場(1番右)

伸び悩んだ高校生時代

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高校に進学してからはテコンドーとどのように関わったのですか?
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高校生では部活に入らずテコンドー1つに絞りました。大学にも進むつもりだったし、多くのことを同時にやれる気がしなかったのでテコンドーだけをやろうと決めていました。その代わり、ずっと週4で練習していたのを週6にしたりととにかく練習量を増やしました。
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なるほど。確かに部活・勉強・テコンドーとすべてを両立させるのはとても難しいことですよね。どれかが中途半端になるくらいならテコンドーに絞るというのは賢い判断だと思います。
高校時代にはどのような経験をしたんでしょうか?
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高校時代にはブルガリアの世界ジュニアと関西遠征、また全日本大会に東東京代表メンバーとして参加するなど多くの経験もしました。けれども、いま振り返って見てみるとそこまでの結果を残せていないのが事実でした。トゥルもマッソギも勝てなくなりました。同世代の選手や後輩の方がいい結果を残したりいい試合をすることで焦りを感じ只々練習に行っていました。
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一見すると、国際大会や全日本大会に出場して華やかな経歴のように思いますが、本人の中では納得していない心境だったんですね。
高校生といえばやはり勉強との両立が気になりますがどのように両立させていましたか?
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勉強との両立は部活をしていなかったぶん上手くできていた方だと思います。学校が終わったらすぐ家に帰って宿題を終わらせて練習に行く。これを毎日続けていました。お陰で放課後に遊びに行くなどが出来ませんでしたが、いまの技術の基礎やテコンドーのライフスタイルの基礎が作れたのかなと思います。受験勉強中は練習をお休みしていましたが、早くテコンドーに復帰したい・練習したいという気持ちが強くて、アスリートの自伝本などを勉強の合間に読んで、「復帰したらこうしたい」などを考えていたのも覚えています。

とにかくテコンドーに没頭した大学時代

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大学時代はテコンドー人生に1番影響を与えた時期でした。シニアのアジア大会に出場、全日本大会トゥル準優勝・ライト級準優勝などのこれまで手が届かなかった結果を手にできました。また、朝練や自主練などを積極的に取り入れて自分の技術や体力の向上に努めました。いま振り返るとこの時期にはテコンドーしかしていなかったのでテコンドー以外のことはあまり覚えてないです。それくらいテコンドーに没頭してました。
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テコンドー以外の事を覚えてないとは。。。す、凄まじいですね。笑
テコンドーの練習をするにあたって心掛けていたことや、これをしていてよかった!みたいなことはありますか?

今の自分を支えているもの

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練習を増やす。大会出場回数を増やす。この2つが全日本に出るための第一歩だと思い、道場の練習には毎日行き、なるべく殆どの大会にエントリーしました。けれども受験で休んでたせいもあり思ったような結果はついてこなかったです。
それを救ってくれたのがテコンドーノートです。現チャンピオンの船水師範が練習中に話しているのを聞いてから始めたもので、練習で聞いたこと、思ったこと、出来るようになりたいこと、必要なことを練習が終わるたびに記入していました。おかげで常に目的を持って稽古に取り組めたので練習することが楽しくなり、師範たちからアドバイスをもらうのが嬉しくてたまらなかったです。いつも練習で何かヒントになる言葉を貰うたびに「今日の稽古はこの言葉を貰うために来たんだな」と思っていました。
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なるほど。テコンドーノートですか。確かに結果を残している選手はほとんどの人が作っていると聞いたことがあります。とても参考になりますね。その他に何か自分にとってプラスになるような事はありましたか?
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そうですね。やはり師範と先輩たちです。私は本当に荒川道場で人に恵まれました。常に自分に足りないものを指導してくれる朴禎賢師範・朴禎祐師範。言葉でも行動でも引っ張ってくれる船水健二師範、姜昇利師範をはじめとする先輩方。常に刺激を与えてくれる同期の稽古生。このような方々の支えがあったおかげで毎日の課題を乗り越えられ成長することができました。
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本当にとても良い師範、先輩、仲間に恵まれたんですね。

さて、次回で松井副師範のSTORYもラストになります。次回は社会人になって現在に至るまでのSTORYを紹介してもらいます。
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