<テコンドー創立60周年を迎えて>

本日、2015年4月11日は、テコンドー六十歳の誕生日です。

テコンドーは今から六十年前の今日、1955年4月11日、韓国ソウルで誕生しました。
創始者 崔泓熙(チェホンヒ)将軍。当時の韓国陸軍少将です。

60年前今日、ソウルの有名なホテルで、韓国の著名人たちが集い、正式な名称制定委員会のもと、崔泓熙(チェホンヒ)総裁が称えた「?拳道(テコンドー、TAEKWON-DO」という名称が採択されました。

崔総裁は、その日を振り返りー、
「その晩、私は考えました。人生には終わりがある。自分が生きている間に、いったい何人の人たちがテコンドーを知るだろうか。世界中の人たちが柔道を知っている、空手を知っている。しかし『テコンドー』という名はまだ誰も知らない。それでも、私の全身全霊を捧げ、心一筋に努めれば、いつかは天も理解してくれるだろう・・・・。」

崔泓熙(チェホンヒ)総裁は、1997年に来日された際、その日の事を話して下さいました。

また、テコンドーの精神に、東洋哲学を基本としている事、技術は科学の力を基本にした事について話をされました。

そして、テコンドーが生まれたその日から、
礼義、廉耻、忍耐、克己、百折不屈の五大精神を高く掲げ、韓国から世界へと普及・発展してゆきました。

今や世界7,000万人にもおよぶ競技人口を誇るまでに至ったテコンドーを育てられた、崔泓熙総裁の志の高さと百折不屈の精神に改めて感銘し、心が熱くなります。

日本では、
1982年に、日本で初めて東京都府中市にテコンドー道場が設立され、翌1983年7月に日本国際テコンドー協会が発足し、全国へと急速に普及発展してゆきました。

初代会長は、日本テコンドーの生みの親全鎮植(ジョンヂンシク)会長。後のITF首席副総裁。

テコンドーが創立されて六十年、日本のテコンドーが設立されてからは、33年が経ちました。

我々テコンドー修練生たちは、テコンドーの稽古に親しみ共に汗を流し、人生の貴重な時間を共有してゆきましょう!

2015.4.11
テコンドー・ファラン朴武館

テコンドー創始者崔泓熙総裁と国際?拳道連盟(ITF)旗
1955年4月11日、名称制定委員会で「?拳道」が採択され、誕生した。
ソウルのホテルで。(左3人目が崔泓熙総裁)

1966年には、国際テコンドー連盟(ITF)がソウルで誕生した。
ITF本部の看板を掲げられる崔総裁(写真右、ソウル市)

テコンドー創始者 崔泓熙将軍

創始者 崔泓熙総裁の書

崔泓熙総裁の構え

テコンドー精神の書

世界テコンドー人たちのバイブル<テコンドー百科事典>(全15巻)

著名な武道人との親交も深かった崔総裁。
世界空手道連盟 極真会館 大山倍達総裁とソウルのITF本部で。1967年

崔総裁を紹介したアメリカの『TAEKWON-DO TIME’S(テコンドー・タイムス)誌』

崔総裁を紹介したアメリカの『TAEKWON-DO TIME’S(テコンドー・タイムス)誌』

来日でのセミナーを紹介した雑誌「月刊テコンドー」1997年

チェ総裁1997年インタビュー記事1。(月刊テコンドーNO.66 1997年)

チェ総裁1997年インタビュー記事2。(月刊テコンドーNO.67 1997年)

崔総裁の自筆 「自勝者強」 1997年2月

いつでも、どこでも自ら弟子たちを指導された崔泓熙総裁。
崔泓熙総裁より直接指導を受ける朴禎賢師範(当時三段)1997年。

カナダ・ノースアメリカン大会で特別参加した日本選手団と記念写真
(1998年10月25日カナダ・ノースアメリカン大会)
朴武館より朴禎祐師範、奈良岡和子師範、冨岡雅人、海戸淳3段ほか選手として多数出場

チェ総裁の前でポウン・トゥル演武を披露する朴禎賢師範。(1998年10月カナダ・ノースアメリカン大会)
(本部席左から4人目が崔泓熙総裁)

演武後、崔総裁から直接指導を受ける朴師範
カナダ・ノースアメリカン大会(1998.10 オタワ市)

1994年 日本国際テコンドー協会第23回昇段審査会で直接審査をされた崔総裁。
(1994年3月13日 東京・府中道場 写真右:朴禎賢師範)

崔総裁来日セミナーにて(199年9月 新宿)
写真左からUSTF(アメリカITF)Cセルフ会長、崔総裁、朴師範、パク・トソンITF技術委員長

崔総裁 直筆のメッセージ(1994年3月)