テコンドー全日本チャンピオンが実践している「体幹を強くするトレーニングメニュー」をご紹介します。
・テコンドーがもっと上手になる練習方法を知りたい!
・トゥル(型)で力強い動作をしたい!
・マッソギ(組手)で相手に負けない強い身体にしたい!
講師プロフィール
トレーニングメニュー
テコンドーのトゥル(型)で力強い動作をしたいのですが、どのようなトレーニングが良いのでしょうか?
師範
力強い動作は体の軸となる体幹の強さが大切になります。
また、体幹を鍛えることで力強い動作ができるほか、マッソギ(組手)でも相手に押し負けない強さが身につきます。
腹筋①
師範
一つ目のトレーニングは腹筋です。
通常、腹筋は一人で行いますが、二人一組で行うことでより効果を高めることができます。
師範
まず、始めにパートナーの足元に寝ころび足をしっかりと掴みます。
師範
そして、足を持ち上げ、パートナーに左右と正面の3方向に足を投げてもらいます。
師範
投げられた力に負けないように足を持ち上げ元の位置に戻します。
この時に息を止めたまませずに短く息を吐いて足を持ち上げます。
なるほど!このトレーニングをするときのポイントはありますか?
師範
パートナーに投げる方向をランダムにしてもらったり、投げる強さを変えてもらうことで楽しみながらトレーニングをすることができます。
良いですね!パートナーの人に負けないように足を上げて、自分の番が終わったらパートナーにやってもらうことで楽しくトレーニングができそうです。
このトレーニングは何回くらいを目安に行えばよいのでしょうか?
師範
1セット10回から始めて、慣れてきたら1セット30回を目指しましょう!
腹筋②
師範
次に紹介するトレーニングは一人で行うことができます。
まず、はじめにミットなどの障害物を腰から膝くらいの高さにセットします。
師範
そして、ミットに当たらないように足を上げます。
師範
足を下ろす時に障害物に足がつかないようにブレーキをかけて、再度、足を上げます。
足を持ち上げる時に意識するポイントはありますか?
師範
足を上げるというよりは腹筋から足までを一つの部位と捉えて、腹筋・腰から持ち上げることが大切です。
このように意識することで体幹周りを効果的に鍛えることができます。
回数はどのくらいが目安になりますか?
師範
片足10回行ったら足を変えて反対足でも10回行います。
その後、片足30回1セットを目標に頑張りましょう!
背筋
師範
最後にご紹介するのは背筋のトレーニングです。
このトレーニングは二人一組で行います。
師範
先ほどの腹筋とは逆にうつ伏せになってパートナーの足を掴みます。
そして、パートナーは手を伸ばします。
師範
準備が出来たら短く息を吐きながらパートナーの手を目指して足を持ち上げます。
師範
呼吸を止めずに足を上げることがポイントです。
このトレーニングでさらに負荷をかけたいときはどうしたらいいですか?
師範
パートナーの手の位置を高くすることで負荷を上げることができます。
師範
ですが、このトレーニングは無理をすると腰を痛めてしまう可能性があるので、できる範囲で行うようにしましょう。
わかりました!
回数はどれくらいすれば良いでしょうか?
師範
まずは10回、それができるようになったら20回を目指しましょう。
腰を痛めないようにトレーニングの合間に背筋を伸ばすことも忘れないでください。
最後に
体幹を強くするトレーニングをご紹介頂きありがとうございました!
早速教えてもらったトレーニングを実践してみます!
師範
体幹は全ての動作に関わる大切な部位です。
その体幹を鍛えることで、動作の力強さや安定性が高まります。
多くの動作の土台作りだと思いトレーニングしてみてください。
はい!頑張ります!
ありがとうございました!!