テコンドー全日本チャンピオンが実践している「体幹を強くするトレーニングメニュー」をご紹介します。

こんな方におススメ

・テコンドーがもっと上手になる練習方法を知りたい!
・トゥル(型)で力強い動作をしたい!
・マッソギ(組手)で相手に負けない強い身体にしたい!

動画でもご覧いただけます

講師プロフィール

船水健二

師範

全日本大会で10回以上の優勝経験の実績がある国内を代表する現役選手。
また、指導者として15年以上、道場で後人の育成に携わり数多くの有段者を輩出している。
詳細プロフィール

トレーニングメニュー

ホンチョン君

テコンドーのトゥル(型)で力強い動作をしたいのですが、どのようなトレーニングが良いのでしょうか?

船水健二
師範

力強い動作は体の軸となる体幹の強さが大切になります。
また、体幹を鍛えることで力強い動作ができるほか、マッソギ(組手)でも相手に押し負けない強さが身につきます。

腹筋①

船水健二
師範

一つ目のトレーニングは腹筋です。
通常、腹筋は一人で行いますが、二人一組で行うことでより効果を高めることができます。

船水健二
師範

まず、始めにパートナーの足元に寝ころび足をしっかりと掴みます。

船水健二
師範

そして、足を持ち上げ、パートナーに左右と正面の3方向に足を投げてもらいます。

船水健二
師範

投げられた力に負けないように足を持ち上げ元の位置に戻します。
この時に息を止めたまませずに短く息を吐いて足を持ち上げます。

ホンチョン君

なるほど!このトレーニングをするときのポイントはありますか?

船水健二
師範

パートナーに投げる方向をランダムにしてもらったり、投げる強さを変えてもらうことで楽しみながらトレーニングをすることができます。

ホンチョン君

良いですね!パートナーの人に負けないように足を上げて、自分の番が終わったらパートナーにやってもらうことで楽しくトレーニングができそうです。
このトレーニングは何回くらいを目安に行えばよいのでしょうか?

船水健二
師範

1セット10回から始めて、慣れてきたら1セット30回を目指しましょう!

腹筋②

船水健二
師範

次に紹介するトレーニングは一人で行うことができます。
まず、はじめにミットなどの障害物を腰から膝くらいの高さにセットします。

船水健二
師範

そして、ミットに当たらないように足を上げます。

船水健二
師範

足を下ろす時に障害物に足がつかないようにブレーキをかけて、再度、足を上げます。

ホンチョン君

足を持ち上げる時に意識するポイントはありますか?

船水健二
師範

足を上げるというよりは腹筋から足までを一つの部位と捉えて、腹筋・腰から持ち上げることが大切です。
このように意識することで体幹周りを効果的に鍛えることができます。

ホンチョン君

回数はどのくらいが目安になりますか?

船水健二
師範

片足10回行ったら足を変えて反対足でも10回行います。
その後、片足30回1セットを目標に頑張りましょう!

背筋

船水健二
師範

最後にご紹介するのは背筋のトレーニングです。
このトレーニングは二人一組で行います。

船水健二
師範

先ほどの腹筋とは逆にうつ伏せになってパートナーの足を掴みます。
そして、パートナーは手を伸ばします。

船水健二
師範

準備が出来たら短く息を吐きながらパートナーの手を目指して足を持ち上げます。

船水健二
師範

呼吸を止めずに足を上げることがポイントです。

ホンチョン君

このトレーニングでさらに負荷をかけたいときはどうしたらいいですか?

船水健二
師範

パートナーの手の位置を高くすることで負荷を上げることができます。

船水健二
師範

ですが、このトレーニングは無理をすると腰を痛めてしまう可能性があるので、できる範囲で行うようにしましょう。

ホンチョン君

わかりました!
回数はどれくらいすれば良いでしょうか?

船水健二
師範

まずは10回、それができるようになったら20回を目指しましょう。
腰を痛めないようにトレーニングの合間に背筋を伸ばすことも忘れないでください。

最後に

ホンチョン君

体幹を強くするトレーニングをご紹介頂きありがとうございました!
早速教えてもらったトレーニングを実践してみます!

船水健二
師範

体幹は全ての動作に関わる大切な部位です。
その体幹を鍛えることで、動作の力強さや安定性が高まります。
多くの動作の土台作りだと思いトレーニングしてみてください。

ホンチョン君

はい!頑張ります!
ありがとうございました!!